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世界の癒し『ムーミン展 THE ART AND THE STORY』 inあべのハルカス美術館

  • 2020年07月13日

貴重なムーミンの変遷を感じられます

今週からということもあって、大行列。ムーミンの人気をあらためて感じました。わたしは子供と行ってきましたが、親子連れから若いお嬢さん、老夫婦まで、幅広い世代に愛されていますね。

わたしは40代ですので、小さい頃に見た「ねぇ、ムーミン、こっち向いて」というあの主題歌を思い出します。岸田今日子さんの語りといい、とても懐かしい。どうやら、あの頃のムーミンは原作者のトーベ・ヤンソンから「ムーミンはもっとシャープ」というクレームを受けたとかで、今では幻になっているそう。もう再放送されないのですね、残念。

原画展ですので、原作者が言う通り、やはり初期のムーミンはややシャープな雰囲気でした。登場人物なども少し尖った感じがしましたが、それはそれで他のアニメや漫画にもありがちな程度かと思いました。意見はいろいろ分かれるでしょうが、カワイイことはやっぱりカワイかったですよ。

 

 

 

 

 

 

 

変わらない、スナフキンとリトルミィ。

世界の中で一番、日本人に愛されていると言われてるムーミン。中でも、人気の1、2を争うキャラクターと言えば、スナフキンリトルミィ

「あいつスナフキンみたいなやつだなぁ」とか「ホント、ミィみたいなこと言うよね」とか、こんな会話一度はしたことありませんか。今回の原画展でもたくさん登場する2人ですが、勇敢なんだけど少し気弱で、優柔不断なところもあるムーミンの良き理解者であることはいつの時代も一緒です。スナフキンとミィは異母兄弟だったってのを知って驚きました。

ムーミンよりもこの2人の脇役は見た目も性格も初期からあまり変わりない感じましたね。リトルミィの名言ブックとか、スナフキンカラーの帽子とか、なんかいいですよね。わたくしも子供と一緒に少し購入してしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の浮世絵からインスピレーション

原画には、なんと日本の浮世絵からインスピレーションを得たであろうものがたくさんありました。こんな世界のムーミンにまで影響を与えていたんですね。恐るべしUKIYOE!。

それを見てわたしが感じましたのは、景色としての浮世絵の躍動感とムーミンの緩やかさ非常にマッチしているんですね。初期の頃ではなく、この浮世絵による影響は途中からと思われましたので、ゆったりとしたムーミン谷の仲間の雰囲気とこの浮世絵の動的な部分との相性が良いと感じました。

この部分は、なかなかアニメで見たというだけでは感じることができない原画展ならではのお宝な部分ですので、ぜひ原画展に足を運んでご覧になられることをおススメいたします。

いろいろな視点でムーミンを楽しめた、素晴らしい展覧会でした。