日々是美術

骨董品・美術品・茶道具・絵画・古道具・掛軸の買取・査定・鑑定・販売の藤美堂(大阪、南大阪)

大阪狭山市(南大阪)のお客様|茶道具・中国美術の買取・鑑定・査定

  • 2020年01月27日

1月最終週になって、あまり天気が良くない日が続きます。しばらく続きそうな気配。まわりでもインフルエンザ、新型ウィルスなど、人ごみに出向くのは気をつかう今日この頃。みなさま、どうぞご自愛くださいませ。

ご来店頂きましたのは、長年の間、茶道の教授としてご活躍されていた方。一時期はお弟子さんもたくさんいらっしゃったそうです。流派により人口の違いはあるものの、生活様式の多様化によって、茶道を習われる方が減少してきているのは事実です。そんな中、茶道具を整理されたいとご希望される方は、あとに継がれる方がいらっしゃらないというのが理由です。また、以前はわびさび道具(古びれた趣のある御道具)が重宝されましたが、今では華やかな現代作家の御道具が好まれる傾向もあり、御道具を一新されるための整理という場合もあります。

御持ち込み頂いた御道具は、とても丁寧にお扱いになられていたのがよく分かる状態の良い御道具ばかりでございました。とくに、棗(なつめ)や香合、そのほかの御道具でも蒔絵がお好きだったご様子で、大変綺麗なものをお持ちでした。掛軸は一行物と画賛(絵と言葉)で四季折々の風情を感じることができる素敵な御道具。茶道具は作家により評価相場がほぼ決まっておりますが、その通りにいくかどうかも御道具の状態(コンディション)は大変重要になってきます。いくつかに分類する形で評価させて頂きました。また、非常に興味深かったのは青磁の花生。「青磁千色」と言いまして、青磁は様々な色合いがあります。時代によっても、焼き上がりによっても様々です。お持ちいただいたのは、龍泉窯の青磁で綺麗な発色。良い御品物でございました。

お茶は、古くは奈良・平安時代に空海や最澄が唐(中国)からお茶の種を持ち帰り、鎌倉時代には臨済宗(禅宗)の栄西禅師が宋(中国)からお茶を持ち帰り、お茶の効能を記した喫茶養生記をはじめ、広がっていきました。茶道具における中国物は唐物(からもの)と呼ばれ、非常に珍重されたものであります。

このたびはご来店誠にありがとうございました。

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