日々是美術

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秋の鑑定買取会、多くのご来店ありがとうざいました。

  • 2019年11月27日

秋の鑑定買取会、おかげさまで無事に終了致しました。

春に続く第2弾で、前回よりも1日多く枠も増やして実施致しましたが、たくさんの方々にご来店頂きました。富田林市、河内長野市、羽曳野市、大阪狭山市、和泉市、藤井寺市、松原市、柏原市をはじめ、大阪市内(平野区、住吉区など)や八尾市、東大阪市からも、また、遠方ですと奈良県、和歌山県からもご来店頂きました。

買取・鑑定ともに、ご依頼の御品物で一番多かったのは『掛軸』『絵画』でした。
お床がない家が最近は多いといった生活事情や、息子さん・娘さんが美術品にはそれほど興味がないという家庭事情などから、家で飾る機会が減ってきています。そういった事情から市場の需要は激減しているため、以前に比べると相場も下がっています。よく書けているというだけでは昔のようには評価がしにくい時代になってきております。つまりは、『掛軸』『絵画』は「誰が書いたか?」という【作者】の評価に頼るところが大きくなっております。今の時代でも、【作者】によっては掛軸一幅でも100万円を越える評価のものがありますし、『絵画』は【作者】によっては『掛軸』以上の評価のものがあることも事実です。

続いてご依頼品で多いのは『茶道具』そして『骨董品』と続きます。
茶道具は引き継ぐご親族もいないので買取をご希望されることが多いです。以前に比べますと昨今は茶道人口の減少で茶道具の鑑定評価も減少傾向にあるのは否めないところですが、一方で、【御箱書もの】【十職もの】はまだまだ評価が高いものもございます。

鑑定のみご希望の方もたくさんいらっしゃいました。先祖代々受け継がれている刀剣や、日本でも有名な明治期の洋画家の絵画、曾祖父さまが中国で貿易をされていたときに入手した清時代の書画など、見応えのあるお品がたくさんございました。参考までに、以前に比べると評価が高くなっている傾向にある分野は『中国美術』などがあげられます。また、昨今のジャパニーズブームにより欧米の方々を中心に『甲冑』『刀剣』で評価が高いものもございます。美術品の業界は趣味趣向の世界でもありますし、景気変動も影響されますので、値動きが激しいと思います。鑑定に関しては、当店ができる限り分かることをお伝えさせて頂いております。

想定以上の反響で、予約枠の都合上、ご来店頂けなかったお客様には申し訳ないことをしたと思っております。次回以降の課題として改善してまいりたいと思います。

このような特別なイベントが、お客様のお役に少しでも立てていたら幸いです。

この度はご来店、誠にありがとうございました。