美術品・骨董品役立ちコラム

大阪府羽曳野市の古墳群と骨董品:歴史を巡る旅

2024年6月28日(金曜日)

羽曳野市の歴史的魅力を再発見!古墳群と骨董品で知る人気観光スポット

羽曳野市は大阪府の南東部に位置し、古代文化の息吹を今に伝える地として知られています。
本記事では、この地の歴史的価値と現代の魅力を探ります。百舌鳥古墳群を含む様々な古墳から、地元で愛される骨董品ショップまで、羽曳野市が観光スポットとしていかに魅力的であるかを紹介します。

1. 羽曳野市の概要と歴史

1.1 羽曳野市の地理

位置
大阪府の南東部に位置し、生駒、金剛山系などに囲まれた河内平野の中にあります。

 

面積
約26.45 km

 

人口
約106,068人(2024年5月1日時点)。

 

地形
羽曳野丘陵と呼ばれる洪積台地が市の中央を縦断します。
東部は古市郡の旧郡域となり、石川と支流の飛鳥川や大乗川などが北流します。西部は丹南郡の旧郡域となり、東除川が北流します。

 

産業
東部には二上山系の斜面を利用して広大な果樹園が形成され、ぶどうとイチジクの栽培が盛んです。
また、ワインの製造も行われています。西部は大阪市内へのアクセスが良く、ベッドタウンとして発展しています。

 

歴史的名所
世界文化遺産に登録されている「百舌鳥・古市古墳群」や日本遺産「竹内街道」など、多くの歴史資産を有しています。

 

以上の特徴から、羽曳野市は自然豊かで歴史的な名所が点在し、農業と都市生活が共存する地域と言えます。

1.2 古墳で振り返る羽曳野市の歴史

羽曳野市は、古代から人々が生活していた地域で、その歴史は多くの古墳や史跡によって語られています。

 

翠鳥園遺跡
約2万年前の人々の生活が確認されています。

 

古市鳥飼遺跡
縄文時代の土器が発見されています。

 

喜志遺跡、駒ヶ谷遺跡
弥生時代の集落跡が発見されています。

 

古墳時代に入ると、羽曳野市は古市古墳群と呼ばれる大型前方後円墳の集中地となりました。以下にその主な古墳を紹介します。

 

応神天皇陵古墳
日本第2位の墳丘長を誇る巨大前方後円墳で、墳丘長は425m、後円部の高さは36mです。
墳丘の体積(143万立方メートル)は国内第1位であり、墳丘や濠からは円筒埴輪や形象埴輪が見つかっています。

 

墓山古墳
古市エリアのほぼ中央の台地上に位置する前方後円墳で、墳丘長は225m、後円部の高さは20.7mです。

 

白鳥陵古墳
古市エリアの南側に位置する前方後円墳で、墳丘長は200m、前方部の高さは23.3mです。

 

これらの古墳は、古墳時代中期から後期(約1,500 から1,600 年前)に造られ、大王の権力の大きさを示すために、
多くの人々とたくさんの時間を費やして大きな墓を造ることに力を注がれました。

また、平安時代から室町時代にかけても、多くの文化財が残されており、
その歴史の深さを物語っています。羽曳野市の歴史は、これらの古墳や史跡を通じて今日に伝えられています。

1.3 羽曳野市の発展と歴史

古代の発展
羽曳野市の地域に人々が住み始めたのは、今から約2万8千年前の旧石器時代です。
弥生時代には農業を基本とした集落が数多く形成され、古墳時代には全国でも最大の古墳群である「古市古墳群」が造営され、大いに発展しました。

 

仏教文化の中心地奈良時代に入ると、羽曳野市は仏教文化の中心地帯となり、難波宮から大和の飛鳥京を結ぶ竹内街道がつくられ、
古市寺(西琳寺)・善正寺をはじめ、次々と寺院がつくられました。

 

河内源氏の時代11世紀の前期、源頼信が河内の国司に任ぜられて以来、頼義、義家までの3代が河内源氏として壺井の里に居住し、
通法寺、壺井八幡宮を建てました。また、源頼朝は全国平定の記念として誉田八幡宮にみこし(国宝)を寄進しています。

 

近代の発展
江戸中期以降は、古市代官所が設けられ、竹内街道と東高野街道が交差する交通の要衝として発展、両替商「銀屋」や
河内木綿などを運んで石川を上下した剣先舟の船着場が設けられるようになるなど、河内有数の繁盛ぶりを示していました。

3. 羽曳野市の骨董品とアンティークショップ

羽曳野市周辺には、骨董品やアンティークを取り扱う地元のお店がいくつかあります。以下に2つのお店をご紹介します

美術店 藤美堂
美術品・骨董品の専門店で、鑑定/査定/買取/販売をしています。大阪府富田林市若松町西1-1886-3に位置しています。

 

古道具と小庭 桜花園
日常使いの和物骨董から、西洋アンティークまで取り扱っています。大阪府羽曳野市羽曳が丘西3丁目3−3−27

 

それぞれのお店の詳細や営業時間などは、リンク先のウェブサイトでご確認いただけます。
お店を訪れる前に、営業時間や取り扱い品目などを確認してから訪問されることをおすすめします。

4. 古墳と骨董品から見る観光スポット

羽曳野市は古代文化の息吹を今に伝える地として知られています。以下に、お勧めの観光スポットを5つご紹介します。

 

百舌鳥・古市古墳群
日本最大級の古墳群で、多くの国指定史跡が含まれています。
特に、日本最大級の巨大さを誇る「応神天皇陵古墳」は街の景色に溶け込みながらも古来より変わらないその姿を見せ、
古代ロマンがあふれています。

 

河内ワイン館
羽曳野市はぶどうの産地としても知られています。ここでは、ワインの製造過程を見学したり、試飲を楽しむことができます。

 

誉田八幡宮
応神天皇を祀る御祭神とともに多くの重要文化財に触れることができます。
ここでは、古代から続く信仰の歴史を感じることができます。

 

道の駅 しらとりの郷・羽曳野
地元の特産品を販売しているほか、季節の花々が楽しめます。また、レストランでは地元の食材を使った料理を味わうことができます。

 

これらの観光スポットは、羽曳野市の豊かな歴史と文化を感じることができます。

5. 羽曳野市の名産品や特産品

羽曳野市は、その豊かな自然環境を生かした名産品や特産品で知られています。以下にいくつかご紹介します。

 

ぶどう
羽曳野市はぶどうの産地としても知られています。

 

いちじく
羽曳野市はいちじくの生産も盛んで、その甘さと風味が評価されています。

 

碓井えんどう
碓井えんどうは羽曳野市の特産品で、その風味豊かな味わいが特徴です。

 

河内ワイン
羽曳野市産のぶどうを使用した「河内ワイン」は、その独特の風味と品質で評価されています。

 

美味大阪
タケダハムの「美味大阪」は、羽曳野市の名物として知られています。

 

ツヅミいちじくソース
ツヅミ食品の「ツヅミいちじくソース」は、羽曳野市産のいちじくを使用したソースで、その甘さと風味が特徴です。

 

これらの特産品は、羽曳野市の豊かな自然と歴史を感じることができます。訪れた際には、ぜひこれらの特産品を味わってみてください。

6. 羽曳野市へのアクセス方法

羽曳野市へのアクセス方法は以下の通りです。

電車でのアクセス
JRまたは地下鉄「新大阪駅」からJRまたは地下鉄御堂筋線で「天王寺駅」に移動します。
「天王寺駅」から徒歩で近鉄南大阪線へ移動します。
近鉄「大阪阿部野橋駅」から南大阪線で「古市駅」に移動します(約20分:準急の場合)

 

車でのアクセス
西名阪自動車道の「藤井寺IC」から出て、大阪外環状線(国道170号線)を南へ約10分進みます。
または、南阪奈道路の「羽曳野IC」から出て、大阪外環状線(国道170号線)を北へ約8分進みます。

 

これらのルートを利用すると、大阪市内から羽曳野市までは電車で約45分、車で約40分で到着します。

7. まとめ

羽曳野市は古墳群や骨董品が豊富な、歴史と文化の宝庫です。百舌鳥古墳群をはじめとする多くの古墳がその歴史の深さを物語っています。

また、地元のアンティークショップでは、歴史ある骨董品を見ることができます。
羽曳野市の魅力を深く探索し、その魅力にふれてみることをお勧めします。

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