店主紹介introduction
【店主略歴】
創業60年を迎える美術商家の3代目。
大阪明星中高卒/慶應義塾大卒後、株式会社リクルートに入社し1都2府11県で様々な規模の販促事業や人材事業を10年経験。
家業を継ぎ、本業では10年以上の間、年間の依頼200件&取扱品6000点で幅広い専門性を磨く。美術品・骨董品に関する情報を各種媒体などで発信中。
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今に活かされる異色の経歴
- 自己紹介と簡単なプロフィールをお聞かせ頂けたらと思います。
藤美堂店主の藤本と申します。大阪生まれで小中高と大阪で過ごし、大学から東京で過ごしました。卒業後10年間は会社で勤めまして、本業になってからは10年以上仕事をしております。
- 美術・骨董業界の方で会社員経験が10年もあるとは驚きました。貴重なご経歴ではないでしょうか。
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年間6000品で培った専門性
- たくさんの人々の想いを形にして、とても活躍されていたんでしょうね。 ただ、惜しまれつつも美術商としての道を選ばれた訳ですが、歴史がある家業といっても、会社員から美術商への道は苦労も多かったとお察しします。 今のお仕事をされてからこれまではどう過ごされてきたんでしょうか。
充実していて本当に楽しかった会社生活でしたが、血は争えず、自ら家業を継ぎました。 それから十数年経った今、やはりこれが自分の生きるべき道だったと思っています。 美術商になってからは十数年の間、年間6000点以上の美術品・骨董品の取扱いを通じて出来る限りの幅広い専門性を養ってまいりました。 売買など本格的に取り扱う点数としては一美術商としてはかなりの数だと自信をもっています。
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“お客さまの想いに向き合うこと”が大切
- 出来る限り多くの経験を積むということが美術商の専門性を養うことになるのですね。 とてもよく分かりました。貴重な経験もされ、専門性も身につけられた“異色な”藤本様が、藤美堂の店主として最も大事にされていることはどのようなことでしょうか。
今では、様々なご依頼に合わせた豊富なサービスをご提供できる自信があります。だからこそ、決めつけにならないように、お客様が何を望んでいるかをしっかり把握することが大事だと考えています。“お客様の想いに向き合うこと”を大切にして、最後には「藤美堂に依頼して良かった」と笑顔になって頂けるように頑張りたいと思います。
- 一見近寄りがたい美術・骨董の業界も、藤本様のような柔軟な方がいらっしゃったらお客様も安心だと思います。 最後に店主からお客様に向けて一言お願いします。
「最初の連絡は何か気が引けた・・・」という方もいらっしゃいます。ご安心ください。 美術品・骨董品に関することであれば、私ができる限りのことはご相談承ります。遠慮なさらずに、まずはお気軽にご連絡ください。皆さまからのご相談お待ちしております。
インタビュアー:梅村(UM-Design)
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かなり異色だと思います。私は創業60年を迎える美術商家の三代目になるのですが、長い歴史がある商家の家系で会社員経験が10年もある方はめずらしいと思います。 この貴重な経験は、美術商としての私ならではの強みになっていると考えています。
- 会社員時代の経験が美術商としてのお仕事にも活かされているということですね。 非常に興味深いお話だと思います。具体的にはどのようなところが活かされているのでしょうか。
会社員時代は異動が多く日本全国の都市を移り住み、中小零細企業から超大手企業まで担当しました。 様々な事業に携わり、たくさんの人たちの想いに触れることができました。 会社員時代だけで一緒に仕事をさせて頂いた方々名刺は二千枚以上あります。 様々な立場で「今自分に何が求められているのか?」という感性を磨き、数えきれないほどの提案をし、 それを形にしていく実行力を養いました。これらのことは、お客様のご依頼にお応えする今の仕事にも十分に活かされていると思います。