【堺市】【茶道具・絵画】買取査定で出張訪問いたしました。

茶道具/絵画 整理売却のご相談

藤美堂店主です。堺市にお住いの方から茶道具と絵画の買取査定でご依頼いただきお伺いしました。

ご相談の内容は、所有品のどこから整理していったらいいか?という内容です。こういったお悩みを持たれている方は昨今多い気がします。その基準になるのが、品物の時価なのですが、今後どうなりそうか?というトレンドも含めてお話する機会が増えてきています。

例えば今回ご相談の茶道具の場合、抹茶道具の相場はここ10年以上も下がり続けています。茶道人口の減少、コロナの影響など、取り巻く環境は決して明るいとは言えず、需要が減退してしまうと道具の価格も下がってしまいます。一方、煎茶道具は上昇トレンドです。少し落ち着いた感があるとはいえ、10年以上前と比べると全体的に道具の価格は高くなっています。

それを踏まえますと、売却の意思がある場合、抹茶道具はできるだけ早く売却するのがいいのか?というと、全ての抹茶道具がそうとはいえません。中でも、年代の道具、時代の古い道具ですね、例えば、唐津焼や織部焼、志野焼などの古い道具や、千家の歴代の御道具などは、まだまだ稀少価値は高く、値崩れせず非常に高価なものです。底堅い相場がありますので、こういうものは、大事に残すかどうか検討するべきものだと思います。それをお伝えすると所有者様は非常に悩まれますが、一度売ってしまえば今度はなかなか手に入らない場合もあるので注意が必要です。

茶道具は、整理売却を少しづつ行うというお考えなので、稀少性の低い物から整理対象としていくことになりました。

もう一つのご相談があった絵画についてですが、こちらは作品や作家によってかなり差があります。ある作家は値上がりしているが、同時代の作家でも違う人は値下がりしている、、また、今までにない作家が急に評価されることもあります。今回のご相談の作品群は明治期以降の所謂日本画ですが、洋画と比べると、全体としては相場が冷え込んできてはいるものの、中には未だに評価を維持し、数百万円、数千万円の作家もいます。

絵画は、厳選されたものが多いので、今のタイミングに売却が適している作家作品から整理していくこととなりました。

ご相談の中でも非常に風景が特徴的な某有名作家、この絵画を売却したいという場合、最も高く売れる方法をご相談します。直接買取かコレクター仲介か、オークション代行か?この作家は現在はコレクター仲介が適していると思われますので、それに基づいた段取りをふんでいきます。着実な手続きと流し方で金額は大きく変わるものですから、慎重に取り扱っていくことなります。

茶道具も絵画も非常に専門性が高い分野になりますが、どう整理していいか分からない場合は、後悔しないように、お心当たりの信頼できる専門家に相談されてくださいね。

※内容について※ お客様との実際の会話をもとに、匿名性を保つ編集を施しております

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