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vol.24『ティラノサウルス展 ~T.rex 驚異の肉食恐竜 in大阪南港ATC Gallery』

ティラノサウルス展。恐竜。atcギャラリー。藤美堂。
2021年8月8日(日曜日)

地球史上、最強の生物。

『ティラノサウルス展 ~T.rex 驚異の肉食恐竜 in大阪南港ATC Gallery』に行って参りました。

ティラノサウルス展。恐竜。atcギャラリー。藤美堂。

男の子であればだれでもワクワクする、恐竜展!

意外にも?!、、、女性もまずまず入場されていました。

子供さんが中心ではありましたが、私のように大人になっても好きな人も結構いらっしゃいましたよ。いくつになっても、好きなもんは好きですよね。

数多ある恐竜の中で、私はやっぱり、ティラノサウルスが大好きです。

大きくて、強くて、かっこいい。憧れる。。。

今回の展覧会、いきなり、最初の展示で、度肝抜かれました!。

ティラノサウルス展。恐竜。atcギャラリー。藤美堂。

体長は12m、体重6トン。

今の地球の最大生物であるアフリカゾウのオスが体長6m、体重6トン。

それよりも、“大きさ”は2倍あったという感じですね。でいて、ゾウと違って肉食獣。

太古の昔から地球上に存在した生物で、“最強の生物”であったことは間違いないです。

弱者から“王”へ、10倍の驚異的な進化。

地球の王として君臨していたティラノサウルス。

常に約10万頭ほどが、地球を所狭しと闊歩していたそうです。

しかしながら、最初から最強だったのか?!というとそうではないんですね。

実は、最初は、小さくて弱かったんです。

最初は体長1.2m~1.5mほどでした。その当時に強かったアロサウルスの横にぴったりとついて、おこぼれをもらうくらいの“ひ弱”な存在だったんです。まさに、コバンザメのような生き方をしていました。

そこから、約1500万年の間に約10倍の大きさに進化しました。

恐竜は約1億6000万年の間(約2億3000万年前~6600万年前)繁栄していたので、約1500万年の間というと本当にわずかな期間なんですよね。

とてつもなく早い進化のスピードなんです。

いろんな要因が複雑に組み合わさって、特殊な高速進化をしたと私は思っています。

地球の重力が軽かったから大きく成長したとか、酸素濃度が高かったから体を大きく適応させたとか、捕食されないために大きく成長したとか、どの説も有力ではないというのを考えると、逆にどれもが要因だと思います。

今回の展覧会では、その巨大化プロセスを、骨格標本付きで見ることができましたので、本当に貴重な体験をさせて頂いたと思います。

ティラノサウルス展。恐竜。atcギャラリー。藤美堂。

今でも“恐竜”は生きている。時を超えた、その変化と進化。

約1億6000万年の間も繁栄した恐竜でしたが、今から6600万年前に大事件がおきます。

地球を死の星に変えた“小惑星(隕石)の衝突”です。

メキシコの沖合に、直径15キロの小惑星が衝突しました。

衝撃波、熱風、太陽を遮る灰空が地球を覆います。そして、隕石衝突の衝撃を受けてインドをはじめ各地で大規模な火山の噴火活動が起こります。生物が生きていける地球環境が一気に奪われました。

恐竜のほぼ全てを含む生物の80%が死滅したと言われています。ティラノサウルスも絶滅してしまいました。

しかし、こんな中でも生き残った生物がいたんですね。

地球最大の絶滅イベントを生き延びた生物の種が、現代に生きています。

それは、鳥(とり)です。鳥類。

恐竜が生きていた時代、間違いなく鳥たちも生きていました。生物学的に、鳥類は“獣脚類”という分類にあたるんですが、獣脚類のほとんどはティラノサウルスをはじめとした恐竜たちです。鳥は、実は恐竜の仲間だったんですね。ご存知な方もいらっしゃるかもしれませんが、私は全く知らなかったので、本当に驚きました。

今回の展覧会でも鳥類の祖先たちの展示もされておりましたが、その面影を残しておりました。

では、なぜ、鳥は生き残ることができたのか?

今回の展示会では、そこは明確ではなかったので、気になって自分なりに調べてみました。

なんか、こういうのワクワクします

色々な説があるようですが、一番はっきりしていることがありました。

鳥類は、生き延びるために、地球環境の大きな変化に合わせて、自らを大きく変化させたということです。

※鳥類の祖先と言われているデイノニクス(イメージ)

絶滅イベントが起きた約6600万年前よりも少し前から、実は、地球は大きな環境変化を起こしていました。その段階から、鳥たちは、DNAの配列から内臓の調整機能、移動の仕方、食べ物など、ほぼ全てにおいて環境変化に合わせて自らを適応させ続けていたようです。

太古の昔より周期的に繰り返す地球の環境変化によって生物(微生物)は何度か絶滅しかけてきたという事実があります。しかし、約5億年もの間、生物は変化し、進化してなんとか生き延びてきました。そして、それまでになかった大きな進化の結晶として恐竜という生物が生まれました。強くても絶滅した恐竜もいましたが、弱くても変化できた恐竜は生き延びました。

「It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.」

「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るのは、変化するものである。」

ダーウィンが残した名言は、今日お話しさせてもらった全てを物語っているような気がします。

今回の展覧会は、あらためて本当に勉強になりました。自分なりに新しいことを勉強するきっかけにもなり、発見もあり、とても良い思いをさせて頂きました。

なんだかんだいろんな話はしましたが、結局、ティラノサウルスはかっこいい!!!!それでいんですよね。

主催者さまには感謝、感謝です。

次回も期待しています!!

ティラノサウルス展。恐竜。atcギャラリー。藤美堂。

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