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【展覧会・訪問日記】円山応挙の圧倒的な力 ※京都国立近代博物館 展覧会にて

2019年12月13日(金曜日)

京都仕事の寄り道で、京都国立近代美術館へ。

なかなか見る時間がなかった応挙展、行ってまいりました。

応挙と言えば日本の写生画の創始者と言える人。その細密描写は、あの伊藤若冲を超えると思います。

応挙が天才だとすると若冲は奇才だと思いますが、同時代に生きた二人。江戸時代もやっぱりすごい時代だなぁといちいち感心してしまいます。

展示総数は約120.見応え十分。

感じたのは、圧倒的な応挙の力(画力)。「なにをいまさら?」と言われるかもしれませんw。わたしも仕事柄、方々で応挙の作品は見ておりますが、しかし!、見るたびにその力をいやというほど感じます。増してます。

孔雀や魚などの生き物の生命力、ただ写すだけでもなく、今にも動きそうな迫力。

応挙って名前は知っているけれど、まだ見たことがないという方はぜひその目で見ることをおススメします。今から200年以上も前に、日本にこれだけすごい画家がいたんだと、もっと日本を好きになること間違いなしです。

上村松園も展示してありました。上村松園は本当に上品な絵だと思います。女性が好く美人画ですね。男性が好く美人画はどこかエロチシズムな雰囲気があり、それがもてはやされた時代もありましたが、いまだに上村松園が圧倒的に人気なのは女性に好かれる女性だからでしょう。素晴らしい。

ちなみにわたしの展覧会の見方は、能書きはほとんど読まず。気になった絵だけちょっと読むくらいです。最初から最後まで熟読して、美術館を出る時に疲れてしまって、次に来る足が遠のく経験がその昔ありましたので、今では、その展覧会のお気に入りの今日の一枚を探しに行く感じで見ています。

良いものは何度見ても良いですね。

・今日のお気に入りの一枚・

円山応挙「牡丹孔雀図」

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