【松原市】【骨董品・茶道具】買取査定で出張訪問いたしました。
骨董品/茶道具 整理売却のご相談
藤美堂店主です。松原市にお住いの方から整理売却のご相談でご依頼をいただきました。
今回のご依頼は、依頼主様の茶道具の整理、また、御爺様がお持ちだった骨董品の整理でした。
茶道を引き継がれる方がいらっしゃらないというご事情での整理は、茶道具に関して最も多く聞かれる整理理由です。後継者がいなければ、置いておいても仕方ない・・・・・。茶道具にもその時々の相場がありますから、値段は変動します。そういう意味では、この10年程を振り返ると、茶道具の値段は下がり続けてきました。ただし、全ての茶道具というわけではなく、稀少性の高い物や年代物に関しては、まだまだ高額品はたくさんあります。
今回ご相談された茶道具の中でも古い萩茶碗や唐津の茶碗などは状態もよく、非常に高額な査定となります。年代物(古い御道具)の中でも国焼と呼ばれる日本全国都道府県の焼物がありますが、萩や唐津は茶道具の中でも非常に重宝されます。
茶道具には“一楽、二萩、三唐津”と言われる言葉があり、茶道ではそれだけ重んじられるという謂れです。
一方、お稽古に使用されるような茶道具は、どうしても一点でお値段がつくものが少なくなってしまいます。ただし、茶道具のすごいところは、まとめてお値段がつきますし、数があれば、何万円、何十万円になることも珍しくはありません。
茶道具全体の相場が下がり、以前よりは安くなったとは、骨董品、美術品の数あるジャンルの中ではまだまだ高額な方だと私は思います。
続いて、骨董品に関してですが、査定品の数が非常に多かったです。200点ほどはございましたが、出来る限り一点づつ拝見して、きちんと値付けをいたしますと結構時間がかかってしまいます。とくに、壺類、食器類が多かったのですが、中には備前の年代物や古伊万里の図柄が素敵な尺皿など高額査定となるものも数多くございました。
一度、骨董商に2年前に見せたそうなのですが、値段と物の扱いもあまりに納得できなかったため、お断りされたそうです。たぶん、あまり壺や伊万里などに詳しくない骨董商だったのが原因だと思われますが、納得がいかなければ、持主さんは遠慮せずにはっきりとお断りするべきだと思います。状況によってはこちらもきっぱりお断りすることもありますから。お客さまにも美術商にも大事にしていることはありますからね、やはり。人間のやりとりなので当然だと思います。あとの不平不満は哀れです。
出張査定にお伺いすると本当に興味深く聞いてくださることが多いです。お客様と会話を楽しくできるのが私としてもすごく嬉しい気持ちになります。お伺いしている限りは、きちんとお役に立てるようにしなければいけないので気は引き締まります。
査定はご本人様のご依頼、ご同席があればお伺いできますので遠慮なくご相談ください。
※内容について※ 掲載許可をいただいた方の実例をもとに、匿名性を保つ編集を施しております
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