【絵画・骨董品・茶道具の買取査定：藤井寺市】遺品整理のご依頼で出張させていただきました。

藤美堂店主です。

今日は、藤井寺市に絵画・骨董品の査定買取のご依頼で出張訪問させていただきました。昨年末に美術品・骨董品鑑定買取会を実施したんですが、その時のお客様からのご紹介ということでした。

絵画と骨董品と茶道具は現在最もご依頼をいただくジャンルです。とくに、大きな絵画、皿などの骨董品です。家屋の縮小化で大きな絵画の需要は減りました。また、大人数が自宅に寄り集まることもなくなりましたので、骨董品の中でも昔に使われていた客寄せの御皿や陶器類は必要がなくなりました。このような美術品・骨董品を整理する方が多くなっています。

今回のご依頼主様はお孫さんです。御爺様と御婆様の遺品整理。大きな絵画が非常に似合う、また多くの人が寄り合って賑わうのが想像できる立派で大きなお屋敷でしたが、長い間、空き家になっており、このたびご事情あり整理されることとなりました。

◆参照◆１分で分かる藤美堂YouTube動画

買取編①【美術品・骨董品】買取依頼の理由３選～１分でわかる！プロの美術商監修買取のツボ – YouTube

買取編②【美術品・骨董品】買取品３選～１分でわかる！プロの美術商監修買取のツボ – YouTube

絵画の買取査定

お持ちの絵画の品数は非常に多く、油彩から版画までで、作家は特定の作家数名に限られておりましたが、評価としては非常にしやすいものでした。絵画は作家さんの市場人気によって市場相場がほとんど決まっております。それを踏まえて、状態などの固有の特徴を差し引くことで買取金額を御提案します。絵画はサイズによっても評価は異なりますが、以前のように大きければ大きいほど絵画の評価は高いという時代ではなくなってきました。生活様式の変化によるもので、この辺は買値との差異が大きいかもしれません。

また、絵画の場合は、鑑定書によって査定価格が大きく変わる作家もいます。日本でもトップクラスの世に有名な絵画作家のほとんどは、現在、その流通には鑑定書が必要だったりもします。

今回のご依頼品の中には２つ該当する絵画がございましたが、鑑定書をとる必要がない場合もあります。

それは、売却する際の話でありまして、鑑定書の指定作家でも、絵画の画題や描法によっては、鑑定書をとる金額の割に売却額が見合わない場合があるからです。これは、こちらからご案内するものです。今回の２つの絵画は、とる必要性はないものだとご説明はさせていただきました。

絵画は、本当に多岐に渡ります。査定金額も大きく変わりますのでよく業者さんを選ばれてください。

骨董品の買取査定

骨董品は主には古伊万里を中心にした御皿類、また、輪島塗物など含め椀類が多数。このような生活骨董は以前の日本では本当に必要なもので、特に、大きなお屋敷のおもてなしとしては必要不可欠のものだったわけです。骨董品のジャンルも色々なジャンルがありますが、昨今は、このような数皿、数椀の類の整理依頼が非常に多くなっています。

今回お持ちの骨董品の中に、１０枚セットの同じ絵柄７寸皿。これは甘手ではありますが、初期に近い古伊万里の皿。１枚でも十分に値打ちのあるものです。数皿だからと言っても、生活骨董の中にもこのように、１枚づつで評価できるものもあるんですね。これは高額査定となりました。

また、骨董品の中には、刀剣装飾もございました。刀剣類はこれはこれで未だに非常に根強い一大ジャンルであります。日本刀だけでなく、刀剣を彩る装飾品（鍔や目貫、笄など、根付けもその一種）には海外にもファンがたくさんいるほどです。有名ブランドの創業者も鍔の蒐集で世界的に有名ですしね。

実はこの刀剣の世界。絵画同様に鑑定書を必要とするものがあります。絵画と同じく、刀剣も作家がある美術品なので、真贋が常に疑われるものです。刀そのものだけでなく、装飾品にも鑑定書があります。これも絵画と同じですが、もし売却をすると考えた場合、わざわざ鑑定費用を捻出するほどの価値があるかどうかという判断になってきます。今回お持ちの装飾品は、１点を除き、その割に合わないというご案内をさせていただきました。

ちなみに、刀剣類の鑑定書を発行している期間は、両国にある日本刀剣保存協会になります。また、絵画の最も権威組織は東美評価鑑定機構になります。当店は鑑定代行も行っておりますので、売却目的でなくても、鑑定書をとって本物と安心して資産保有しておきたいというニーズにもお応えしております。遠慮なくご相談ください。

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